お祝いや悲しみごと、何気ないプレゼントとしても花を贈る人が増えています。でも、意外と知られていないのが花贈りのマナーです。

せっかく気持ちを込めて贈るのですから、マナー違反はやはり避けたいところですね。

ここでは、花を贈る際に気を付けておきたいマナーをいくつかご紹介しますので、これから花を手配する方や、大切な方へプレゼントを考えている方は参考にしてください。

花を贈るタイミング

お祝い事に花を贈る際に、まずはじめに気を付けるべきなのは、お祝い当日に花が届くようにすることです。
遅れても問題がないのは出産祝いくらいのものですから、それ以外の場合にはよく注意しておく必要があります。

きちんと日にちを確認して、お祝い当日に届くよう手配しておきましょう。
最近では、注文したその日に配送してくれるフラワーショップも存在しますから、もし当日まで注文し忘れていた場合でも、諦めずに当日配送が可能なお店を探してみるのもよいでしょう。

もし注文を忘れて数日が経過してしまっていた場合でも、お祝いを伝えるために花を手配するケースもあります。

その際には、今送っても迷惑でないか先方に確認をとっておきましょう。
先に届いていた花が枯れ始めてきて寂しさを感じているところに新しい花が届くと喜ぶ人も多いようです。

花が届く時間にも注意しましょう。遅い時間など、相手の在宅していない時間帯に配達を頼んでしまうと、不在のため届けることができず、次の日以降に受け取ることになってしまいます。配達時間を指定する際には、何時であれば都合がよいのかを先方に確認しておくのがよいでしょう。

花に付ける立札やメッセージカード

次に気を付けるマナーは、花につける立て札についてです。立て札は熨斗の代わりとなるものですから、必ず自分の名前を記載してつけるようにしましょう。

先方の名前については、書く場合と書かない場合がありますが、書かなくても失礼にあたるということはありません。
先方の名前が不要の場合はフラワーショップにその旨を伝えておきましょう。

お祝いの立て札には「祝開店」「祝就任」などといった言葉を赤い文字で書くものですが、どのような祝いとして書けばよいのかわからなかった場合には、単純に「祝」とだけ書くのが良いとされています。

また、雨が降った時に濡れてしまうような場所に置かなければいけない場合には、立て札の材質も考えなくてはなりませんから、先方に置き場所をあらかじめ確認しておくことをおすすめします。
なお、フラワーショップによっては、濡れないようにビニールをかけてくれるところもあるようです。

メッセージは気持ちが伝わるので付けることをおすすめします。
一言二言の短いフレーズでも良いですし、伝えたい事が多ければ少し長めの文章でも良いと思います。

立札やメッセージを付ける意味は、花と一緒に気持ちも相手に届く、ということです。

値段や商品タイプによって花は大きさも種類も様々なものがありますから、先方の意向を確認して贈ることも大切です。
例えば、店先に並べるような大きなものよりも、受付に置くことができるようなものが好ましい場合もあります。

どんなものがより喜んでもらえるのか、きちんと確認してから贈ることをおすすめします。

間違った花の贈り方とは

花は様々なシーンに利用され、多くの人の目に留まるものです。間違った贈り方をしてしまわないように、注意しましょう。

例えば、結婚式のお祝いに贈る花に菊が多くあしらわれていたり、葬儀であるにもかかわらずカラフルで派手な花ばかりが使われていると、どうにも場違いですし贈る相手にも失礼になってしまいます。

フラワーショップに花を注文する際にはどういったシーンで使うのかも伝えるはずですから、さすがに上記のようなひどい失敗はほとんど起きないとは思います。でも、はじめたばかりで実績のない花屋の場合は知識や経験が無いこともありますから注意が必要です。

また、送り先が飲食店なのに花粉が舞いやすい花を贈ってしまって失敗・・・というケースもあります。
相手に喜んでもらうためにも、送り先にふさわしい選択をするのが大切です。

花をサプライズで贈るときの注意

あらかじめ送り先に確認をしておけば失敗することはほとんどありませんが、花をサプライズでプレゼントしたいと考える人は少なくありません。しかし、サプライズでのプレゼントは失敗の元になってしまうのです。

送り先に確認してはサプライズが台無しですから、秘密にして進めることになりますよね。
相手に花を贈ることを隠しているため、相手は花をもらうことを想定していないかもしれません。

例えばサイズの大きなスタンド花のような場合、花を置くスペースの確保をしないまま、開店当日になって突然スタンド花を受け取ることになってしまいます。
スタンド花はサイズの大きいギフトですから、店先にも店内にも置けずに困ってしまうかもしれません。

せっかくのお祝いの花も、そうなってしまえばそのままフラワーショップに引き取ってもらって処分するしかない場合もあります。

先方にも確認をしないままで贈ってしまうと、このような失敗が起きてしまうかもしれません。
お祝いの気持ちが相手の迷惑になったら、とても悲しいですよね。

サプライズも結構ですが、プレゼントに一番大切なのは相手を思いやる真心です。
相手に喜んでもらうためにも、確認はなるべく取るようにしましょう。

贈られて嬉しい花、ギフトに人気がある花とは?

「花をプレゼントする」というと、赤いバラの花束を連想する人が多いかと思います。
男性が女性に向けて愛の言葉とともに真っ赤な花束を差し出すシーンは、ドラマや映画でもよく見かけますよね。

その想像のとおり、バラはプレゼントに非常に人気の高い花ですが、お供え花ではあまり使用されない傾向にあります。
バラには「愛」などといった花言葉があるように、主にお祝いギフトとしての贈り物に適しているためです。

胡蝶蘭という花をご存知でしょうか。胡蝶蘭はその存在感や華麗さ、また「幸福が飛んでくる」という縁起のよい花言葉が付いているということもあって、花ギフトに使われる素材としてはもっとも人気が高く様々なケースで利用されています。

値段が比較的リーズナブルな花としては、誰にでも好まれるチューリップやガーベラのようなスタンダードな花も人気が高いと言われています。

夏の暑い時期にはヒマワリをたくさんあしらった夏らしいスタンド花を贈るのもよいでしょうし、様々な種類の花を混ぜ込んでカラフルでボリューミーなアレンジフラワーを作るケースもあります。

人気の高い花にこだわらなくても、様々な花を組み合わせれば素敵な花ギフトを作ることも可能ですね。

花言葉について

お祝いの気持ちを贈るためのスタンド花ですから、メッセージ性を考える必要は本来はないのですが、先方にとって縁起の良さそうな花言葉を持つ花を使うのもよいかもしれません。

ただ、花言葉というのは業者が便宜上考えたものです。
花言葉に関する書籍やWEBページなどではそれぞれ違った意味で紹介されていることがあります。

また、花言葉にこだわりすぎると花の組み合わせや雰囲気がまとまらないこともありますので注意が必要です。

花屋によって差があるのが花ギフト

花の仕上がりや出来栄えは、制作をする人の技術力や経験、センスによるところが大きいと言われています。
同じ種類の花を同じだけ使ったとしても、花屋によって仕上がりは異なりますし、全く同じ花ができることはないと考えてよいでしょう。

逆に、同じ人が作ったものは、花の種類が違っても似たようなテイストになることもあります。
どの花を使うか考えるのも大事ではありますが、まずはセンスを信頼できるフラワーショップを探すのが良いかもしれません。たとえば、開店祝いや公演祝いなどに人気の祝い花はスタンド花です。→スタンド花